私は子どもたちそれぞれの興味や好きなことに注目し、その子に合ったサポートを心がけています。子どもが一人でいるときと、周りと一緒にいるときでは姿が異なるため、その違いを観察しながら、お話をしたり、一緒に何かをやってみることで、子どものやりたいことを理解しようとしています。
例えば、黙々と自分の作品を作るのが好きな子には、頻繁に声をかけずに見守りながら、「これできたんだね」と声をかけるなど、個々の子どもに応じた接し方をしています。
また、言葉遣いにも気を配っています。子どもは言葉をすぐに覚えるため、流行の言葉や適切でない表現が出ることもありますが、そうした場合でも、私自身がやさしい言葉を使うように心がけています。例えば、「あやばいね」という表現には、「本当だ、すごいね」と言い換えるようにし、自然な形でポジティブな言葉を提供していきたいと考えています。
保育の夢
私は絵を描くことやものを作ることが大好きです。高校時代には美術工芸を専門に学び、絵の具や石膏、デッサン、油絵など、さまざまな技術を身につけました。特に絵の具を使った表現には自信があり、その楽しさを子どもたちにも伝えたいと考えています。
保育のクラスでは、子どもたちが自由にアートを楽しめるように、さまざまな活動を取り入れています。例えば、保育室の壁にアート風の落書きをして、子どもたちがその中で遊ぶことができるようにしています。また、音楽に合わせて手だけで大きな絵を描くアクティビティも行い、子どもたちが全身を使って表現する楽しさを感じられるようにしています。絵の具で手を使って大胆に描いたり、服が汚れるのを気にせず思いっきり遊ぶことで、子どもたちが自由に創造力を発揮できる環境を作りたいと思っています。